災害は突然発生します。
愛犬と共に安全を確保するためには、事前の準備が不可欠です。
特に、愛犬と一緒に避難所へ避難をするとなると気を付けなければいけないことも多くあります。
非常時に不安な思いになるのは人も動物も同じです。
いざという時に落ち着いて行動し、一緒に助かるための準備を始めましょう。
身元をしめすもの

災害時、愛犬がパニックになってしまって家から逃げ出してしまう等、避難中にはぐれてしまう事が十分に考えられます。
そんな時のためにマイクロチップの装着や迷子札等は非常に有効な対策となります。
2024年1月1日に発生した能登半島地震でも迷子になってしまったペットが多数いるため、専用サイトが立ち上げられています。
マイクロチップや迷子札等なにも対策をされていない場合、愛犬が保護されていたとしても飼い主の情報がわからず、連絡を取る手段がないため、無事に飼い主の元に戻れない可能性も考えられます。
飼い主の元に無事に戻れるように身元を示すものを付けておくことは非常に重要なことになりますので必ず対策をしてください。
しつけ

避難所へ一緒に避難する場合は、普段と違う環境での生活となるため、愛犬も非常にストレスのかかる環境となります。
環境の変化や刺激に慣れていないと、恐怖心から攻撃的になり、「吠える、噛む」等の行動をとってしまう可能性がありますので、愛犬としっかりと信頼関係を築いて上手くコントロールしてあげることが大切です。
また、避難所には不特定多数の方が多く避難してこられますので、中には動物が苦手な方もいます。
他の避難してきている方とのトラブルの原因にならないためにも、日頃から色々な経験をさせて様々な環境に慣らしておくことも重要となります。
なお、避難所ではケージやキャリーバッグの中での生活となる可能性があるため、入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく必要があります。
健康管理

いざというとき、家族(ペット)を守れるのは飼い主だけです。
避難所へ同行避難をする場合、人とペットは別の場所で生活し、ペットの世話は飼い主が自ら行うことが原則となります。
人間と同じようにペットもストレスから免疫力が低下し、体調を崩しやすくなります。
また、多数のペットが集まることで感染症が発生しやすい状況となることが予測されます。
愛犬の異変のサインを見逃さないためにも日頃から愛犬の事をしっかり観察しておくことが大切です。
なお、予防接種をしていない場合、避難所で受け入れていただけない可能性もあるのできちんと対応しておきましょう。
フード
災害時は食欲不振や体調不良になってしまう事があるので、なるべく食べ慣れているフードを用意しておくことを心掛けましょう。
また、物資は人間のものが優先されるため、ペット用の支援物資は後回しになりますので、最低でも7日間分は備えておきましょう。
なお、持病がある場合は療法食や薬が必要になるかと思いますので、避難する際は忘れないように持ち出すことが大切です。
まとめ
災害時、愛犬を守ってあげられるのは飼い主です。
何か起こってからでは対処できることは限られてしまいますので、愛犬のためにも防災対策を真剣に考えていただければと思います。
また、愛犬を守るためにはまずは自分の身を守らなければなりません。
まだ何も備えや対策をしていない場合はこの機会に、愛犬の防災対策と一緒にご自身の身を守るための対策も一緒に考えていただければ幸いです。
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