古い消火器はどのように処分(廃棄)すればよいかご存じでしょうか。
消火器は一般ごみのようには捨てることができません。
ここでは消火器の処分方法についてご説明させていただきます。
消火器リサイクルとリサイクルシール
現在、消火器は廃消火器リサイクルシステムにより回収、リサイクルがされております。
国内メーカーの新しい消火器にはリサイクルシールが貼付され出荷がされており、廃棄の際にはこのリサイクルシールが必要となります。
リサイクルシールの運用は2010年より開始されたものとなります為、2009年以前の消火器にはリサイクルシールは貼られておりません。
また、リサイクルシールには有効期限の記載があります。

消火器を処分する際には必ずリサイクルシールが必要となりますので、 まずは廃棄消火器にリサイクルシールが貼られているか、また、有効期限が切れていないかを確認してみましょう。
もしも、リサイクルシールが貼られていない、有効期限が切れているなどの場合は、廃棄依頼時にリサイクルシール費用が発生する場合があります。
リサイクルシールの種類
リサイクルシールには、2010年より前に製造された消火器に貼るための既販品用リサイクルシールと、2010年に製造された消火器に貼付されている社会実験用シール、2010年以降製造された消火器に貼付されている新品用リサイクルシールがあります。
消火器の種類により、既判品用リサイクルシールは小型用と大型用の2種類があります。
社会実験用シール、新品用リサイクルシールはAグループ用~Dグループ用に分かれております。 (Bグループは2014年7月以降よりAグループに統合されました。)
詳細につきましては消火器リサイクル推進センターよりご確認頂けます。
廃消火器はどこで引き取ってもらえる?
消火器は一般ごみのように廃棄することはできません。
基本的にはリサイクル窓口、または消火器販売店に廃棄を依頼する形となります。
費用につきましては、リサイクル窓口、消火器販売店によりまして異なります。
新しい消火器を購入される際に古い消火器を引き取ってもらえる場合もあります。
新しい消火器へ交換する際は、古い消火器の引取りもしてもらえるか確認してから購入を検討いただくのも良いかと思います。

リサイクル窓口
リサイクル窓口につきましては消火器リサイクル推進センターよりお近くのリサイクル窓口を検索していただくことができます。
「特定窓口」と「指定引取場所」を検索することができ、「特定窓口」は消火器の販売代理店等が廃消火器の回収と持ち込みに対応します。(一部の窓口は持ち込みのみとなります。)
「指定引取場所」は消火器工業会が指定した場所で、排出者が廃消火器を持ち込むことができます。
販売店
消火器販売店では廃消火器の引取りも行っている場合があります。
しかし、全ての販売店で行われているわけではないので販売店に確認をしてみましょう。
また、販売店へ廃消火器の引き取りもできるかを確認してから消火器購入を検討されても良いでしょう。
リプロスストアでは、消火器ご注文時に、廃消火器引取サービスを付けてご注文をいただけます。
お引取り方法につきましては、下記バナーより消火器引取りサービスご案内ページをご確認ください。
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ご注意事項
廃消火器リサイクルシステムは、国内メーカーが製造した消火器を対象としています。
下記製品等は対象外となります。

- 外国メーカー製消火器
- エアゾール式(スプレー)消火具
- 火災警報器・火災報知器
- 非常灯・誘導灯 等
※エアゾール式(スプレー)消火具など、消火器ではない消火具は廃消火器リサイクルシステムでは引き取ることができません。地域の自治体ルールに従い処分してください。
中身の薬剤の出し方などは製造元または販売元にお問い合わせ下さい。
対象外品目につきましては消火器リサイクル推進センターよりご確認頂けます。
まとめ
- 消火器は普通のごみのように処分することができません。必ずリサイクル窓口、または販売店などを通じて引き取りをしてもらいましょう。
- 消火器処分時にはリサイクルシールが必要となります。
- 2010年以降製造された国内メーカーの消火器には消火器本体にリサイクルシールが貼付してあります。
- 2010年以前に製造された消火器の場合はリサイクルシールの貼付がないため処分時にリサイクルシール費用が発生する場合があります。
- リサイクル窓口、引取業者により価格は異なりますので先に問い合わせをしてみましょう。
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