時々目にする消火器ですが、種類がたくさんあることをご存じでしょうか。
消火器は、大きく分けると業務用と住宅用に分けることができますが、消火器を置こうとしても何を置いたらいいかわからないことも多いかと思います。
ここでは、業務用消火器と住宅用消火器の違いや特徴をまとめましたので、これからの消火器選びの参考にしていただけると幸いです。
業務用消火器と住宅用消火器のどちらを置けばいい?
消火器は、大きく分けると業務用消火器と住宅用消火器の2種類に分けることができます。
どちらの消火器を置くかは、消防法上、消火器の設置義務があるかどうかで変わってきます。

消防法上、消火器の設置義務がある場合は、必ず業務用消火器を設置しなくてはいけません。
法令上設置義務があるにもかかわらず、住宅用消火器を設置した場合は消防法上認められませんのでご注意ください。
消火器の設置義務がない一般のご家庭で、任意の備えとして消火器を設置いただく場合は、業務用消火器でも、住宅用消火器でも、どちらを置いただいても問題はありません。
業務用消火器を一般の住宅で使用してはいけない決まりはありません。
しかし一般のご家庭においては、操作面やお手入れのしやすさから、住宅用消火器の方がおすすめとなります。
業務用消火器の特徴
業務用消火器は消火性能が高く、広範囲の火災に対応することができます。
消火薬剤の種類も豊富にあり、薬剤の量も1kgの小型から40kg以上の大型まで様々な種類があります。
建物用途以外にも、車両用や船舶用の消火器などもあります。
設計標準使用期限は8年~10年となり、消火薬剤の詰め替えが可能となっております。
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消化能力単位
業務用消火器には、消火器の能力を表す「消火能力単位」が記載されています。
消火能力単位は、火災の種類をアルファベットのABCで表し、それぞれの火災に対する消火能力を数値で表しています。
火災の種類は「A=普通火災」「B=油火災」「C=電気火災」となります。

消火器の点検
消防法で設置が義務付けられている防火対象物では、「消火器の点検と報告の概要」が定められており、 加圧式は製造より4年目から、蓄圧式は製造より6年目から内部および機能の点検がはじまります。
ただし、内部点検は消火器を分解、薬剤の抜き取りをして内部の確認、薬剤の再充填、放射試験など大掛かりな点検となりコストがかさむ為、新しい消火器へ買い替えていただいた方がコストが抑えられることもあります。
消火器点検設備業者様などにご相談の上、点検、詰め替えか、新しい消火器へのご交換かをご検討ください。

業務用消火器の選び方についてもっと詳しく見るには↓↓↓
住宅用消火器の特徴
住宅用消火器は女性や、ご高齢の方など幅広い方に使いやすいように、小さくて軽量に作られています。
ホースがないタイプの消火器等もあり、どなたでも操作がしやすい設計となっています。
業務用消火器よりもカラフルで豊富なデザインが用意されているので、ご家庭にも馴染みやすく、楽しくデザインを選んでいただけます。
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住宅用消火器は業務用消火器と違い、薬剤の詰め替えや消火器内部の点検は必要ありません。
設計標準使用期限は約5年となります。
消火能力単位の表記はなく、適応火災が絵で表示されております。

住宅用消火器についてもっと詳しく見るには↓↓↓
まとめ
- 法令上消火器の設置義務がある場合は、必ず業務用消火器を設置してください。
- 一般のご家庭では、業務用消火器でも住宅用消火器でも設置可能ですが、使いやすさ、お手入れのしやすさから、住宅用消火器がおすすめです。
- 業務用消火器の交換は、消火薬剤、薬剤量、消火能力単位などをお確かめの上、設置環境に合ったものをお選びください。
- どのような消火器を置くべきかわからない場合は、まずは所轄の消防署へご相談ください。
- 消火器を購入する際は、業務用消火器か、住宅用消火器かをしっかり確かめておきましょう。
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